父が思うエンディングノート
先にエンディングノートについては紹介しましたが、早速父とエンディングノートのことを説明してみると、父は父で今後のことを考えていたらしく大変乗り気で対応してくれました。
父が言うには細かいこと書きとめるより、主なもので良いという考えでした。そこで一番父が気になることは以下の内容でした。
1、自身に介護が必要になった際に希望すること
内容:今年96歳となるだんだん足も弱くなり、在宅で生活するのが不安になる。在宅生活ができなくなったときにどうするかである。
2、病気になった時の延命措置を望むか望まないか
内容:現在の父の持病は、心臓であり10年前にペースメーカーを装着している。他にも腎臓機能の低下等があり、服薬中である。あっては欲しくないが、今後も歳を重ねると新しい病気の発症や急に重篤な症状になる可能性が十分ある。
そこで、急に重篤な状態となった場合当然医療機関は、延命措置についての説明とそれを行うかの選択を家族に求められると思う。本人に意識障害がなく自らそれに答えられるのであれば問題はないのですが、ほとんど重篤の場合本人は意識がないのがほとんどと思われるので、本人が意思表示ができるときに希望の有無を聞き、書きとめる。
3、相続に対する考え方
内容:父の財産は預貯金、不動産、動産、農機具、自動車等である。預貯金を除くと評価額はある者の現実にはほぼお金にならない状況である。
しかしながら、今父が考えている財産分与や相続に対する考え方を子供たちに伝え、子供たちも素直に受け入れて対応することが必要と思われる。
4、葬儀に対する希望
内容:当然訪れるであろう父の死。それには葬儀という儀式を執り行うが、私たちも遠く離れて暮らし、父が暮らす地域の葬儀の状況、しきたり等がありいざ葬儀を執り行うとなると不安もある。
そこで父の自分の葬儀に対する希望を聞き、地域のしきたり等も伝えてもらい、それをもとに生きている私たちが葬儀を執り行うのが一番最良だと思われる。
最後に
父の生前の思いを直接聞いて、それを書きとめておくことはとてもいいことだと思っています。遺言状とは違いますが、だれに説明してもはっきりと父の意志がわかります。
私たち子供たちもそれに基づいて、対応していくことが一番の親孝行でもあると思います。